大脳皮質の神経突起特性に関わる論文が出版されました

生体内の水分子の拡散運動を可視化する技術(拡散強調MRI画像法)によって、大脳皮質の神経突起の様相を可視化することに成功しました。

左はMRIで観察したミエリン(髄鞘)の密度の大脳皮質での分布(黄色が強い部位がミエリンが高いー1次運動感覚野やMT野、聴覚野と呼ばれるところで高くなっています)。右は今回明らかにされた神経突起密度密度の大脳皮質分布です。
(上段の虫眼鏡内にある)ミクロの図では両者は全くことなる様相で見えることが100年近く前からわかっていましたが大脳皮質上では非常によく似通った分布パターンを示しているのがわかります。