
講義のテーマは、アメリカの建築家ルイス・サリヴァンの言葉「”Form follows function” 形(デザイン)は機能に追随する」。この言葉は脳の可塑性という点においてまさに脳機能にも当てはまります。またその逆(Function follows form)も真で、脳領域の構造(Form)により機能特性が発現するという捉え方もあります。実際の脳の研究においても、機能と構造の相互関係は重要な研究テーマとなっています。

撮像室ではMRIの磁場を感覚的に理解するための体験実習の後、実際にMRI撮像も実施しました。事前に大学でMRIについて学んで来られていたので、工学的な観点からも詳しく説明しました。MRIの原理や撮像パラメータについても活発な質疑応答が行われ、学生の皆さんの理解が深まったようです。

学生さんの熱心な学びの姿勢と探究心に、私たち研究室のメンバーも大いに刺激を受けました。今日の学びが皆さんの未来の研究活動の礎となることを願っています!